説明
軌道回廊 -CORRIDOR RAILWAY-
規則的な構造がどこまでも続く、独特な「空間」。
トンネルとレールが延々と続く様には、不思議な魅力があります。
私はこの空間の虜になってしまい、皆さんにもこの魅力をお伝えしようと本誌を発行した次第です。また、この空間は動いている時にはさらにかっこよさが増します。3倍です。
地下鉄に乗った時は、是非車両の端から窓の外を覗いてみてください。きっと素敵な光景が、あなたを魅了してくれることでしょう。
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2012年2月5日発行
A5版、フルカラー32ページ
軌道回廊 -THE NEXT STOP-
同じ路線であっても、隣同士の駅でも、1つとして同じデザインのトンネルはなく、それぞれに個性が生まれています。
冒険心を掻き立てられる、古い洞窟遺跡のようなトンネル。
近未来を感じさせる、クールでスタイリッシュなトンネル。
出会う度に色んな表情を見せてくれる彼らに、心底惚れ込んでいます。
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2012年9月2日発行
A5版、フルカラー32ページ
軌道回廊 -DOUBLE TRACK-
「Double track」は、鉄道の複線を意味します。複線とは軌道を上りと下り用に2線並べて敷く構造のことです。本誌は、この「複線」をテーマに製作を行いました。
複線の写真はもちろんのこと、1線の軌道を2つ並べて、擬似的に複線のように見せるレイアウトにも挑戦してみました。
ページを見開いた時に生まれる対比や、相似性といった、実際の現場で見るものとはまた違った雰囲気を楽しんで下さい。
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2013年5月5日発行
A5版、フルカラー32ページ
軌道回廊 -DIAMOND CROSSING-
今回は、関西で撮影したカットを多く使わせていただきました。普段から慣れ親しんだ都内の路線とは違った個性的な風景との出会いの数々に、興奮・感動しっぱなしの日々でした。
また、本作中には営業停止により停車して見学することができなくなってしまった「竜飛海底駅」や、おおさか東線の整備のために閉鎖された「赤川仮橋」も含まれており、資料としても価値のある一冊に仕上がっているのではないかと思います。
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2013年12月31日発行
A5版、フルカラー34ページ
軌道回廊 -THE TERMINUS-
軽い気持ちで始めたこのシリーズですが、いつのまにやら5作目まで続いてしまい、自分でも驚いております。
今回の旅で、国内の主要な地下鉄路線を全て回ることができたので、ひとまずはここらで一区切りしようかと思います。
日本各地をめぐり、様々な人や風景に出会えたことは私にとって非常によい経験となりました。
これからも鉄道の旅は続けようと思います。まだ見たことのないすてきな景色を求めてぶらぶらと。
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2014年8月15日発行
A5版、フルカラー34ページ
NEW YORK CITY SUBWAY
ニューヨーク市地下鉄は24時間走り続ける。内部の設備に整然とした姿は少なくあるがままをさらけ出しており、問題が生じれば部分的に修復し、補いながら動いている。こうして1世紀以上も代謝を続けることでそれぞれの路線は野性的な進化を遂げている。
この過程はまるで生命の成長と酷似しており、施設の汚れや傷が、皺や年輪のようにも見えてくる。
その姿を見ていると、生物とは対極的なはずのこの無機質な構造物が、かくも有機的な存在であると気付かされるのだ。
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2015年8月14日発行
A5版、フルカラー36ページ
(文:徳川弘樹)